Whisperで文字起こしを実行しよう(Windows編)
前回は、無料で使える高精度な文字起こしツール「Whisper(ウィスパー)」をWindowsパソコンにインストールする方法をご紹介しました。
今回はいよいよ、実際にWhisperで音声ファイルを文字起こししてみる手順をご紹介します!
✅ Whisperの準備はOK?
このステップは、以下の作業が完了していることが前提です👇
- Pythonとpipが使える状態
- FFmpegがインストール済み
- Whisper(openai-whisper)がインストール済み
「まだよくわからない…」という方は、まずはこちらから👇
👉 WindowsにWhisperをインストールする手順はこちら
🛠 PowerShellを起動しよう
Whisperの実行はPowerShell(またはターミナル)を使って操作します。
- スタートメニューで「PowerShell」と検索
- 「管理者として実行」で起動
🎧 実際に文字起こしをやってみよう!
▶ 例:音声ファイルがデスクトップにある場合
whisper "C:\\Users\\ユーザー名\\Desktop\\test_audio.wav" --language Japanese
✅ 正常に実行されれば、同じ場所に test_audio.txt が出力されます!
📁 書き出し先フォルダを指定したいとき
文字起こし結果を別のフォルダにまとめて保存したいときは、以下のように👇
whisper "C:\\Users\\ユーザー名\\Desktop\\test_audio.wav" --language Japanese --output_dir "C:\\Users\\ユーザー名\\Documents\\Transcripts"
- フォルダがなければ自動で作られます
- ” ” でパスを囲むのがポイント!
🧪 軽量モデルを使いたいとき(処理を早くしたい場合)
Whisperにはいくつかの「モデル」があり、base や small モデルは処理が早めです👇
whisper "C:\\Users\\ユーザー名\\Desktop\\test_audio.wav" --model base --language Japanese
📑 複数ファイルをまとめて文字起こしする
同じフォルダに複数の .wav ファイルがある場合、ワイルドカードで一括指定できます👇
whisper "C:\\Users\\ユーザー名\\Desktop\\audio_folder\\*.wav" --language Japanese --output_dir "C:\\Users\\ユーザー名\\Documents\\Transcripts"
❗ よくある注意ポイント
エラー | 解決方法 |
---|---|
ファイルが見つからない | パスにスペースがある場合は「”」で囲む/ファイル名は英数字推奨 |
FFmpeg not found | 環境変数PATHが通っているか再確認 |
出力されない | –output_dir が正しく指定されているか確認 |
🎉 まとめ
Whisperの実行は少しだけコマンド操作が必要ですが、
やってみると意外と簡単&高精度!
Windowsユーザーでも、PowerShellに慣れてくるとサクサク文字起こしができるようになります。
ここまでwhisperで記事録の作成方法をご紹介しました。
今後も日常や仕事に役立つ使い方をご紹介していく予定です😊 引き続きお楽しみに!
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